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「道経一体」と個人の幸せ

  今月も最後のブログになります。今年は世の中が動き出したと思ったら、次々と話が来るので、正に情報過多の時代です。舵取りの指針がしっかりしていないと、流されてしまう人も多いでしょう。

 企業経営にとって業績が大事なのは間違いないですが、何より倫理や道徳観念がきちんと備わっていないと間違った事をしても構わないという事になります。巷を騒がしているビッグモーターなども、そうした原則がなかったとしか言いようがありません。

 要するにハードワークを課す企業が成功しているようですが、それ以上に「道経一体」といった考え方をしっかりと身に付ける必要があります。私がモラロジー教育財団から学んだのは、これにつきます。

 ところで私個人が他の人と大きく違うのは、会社が家族(親族)と切り離せないという大家族そのものだという事です。ファミリービジネスだから仕方ないのですが、通常の人は家庭生活がまずあります。私には企業活動と家庭生活が殆ど重なっているので、親族付き合いも事業と繋がっているのです。

 個人が法人と同化している状態です。こういう環境にいると見えてこない、一般的な個人の幸せって何なのだろうかとふと考えてしまいました。

 当然家でも家計というものがあって、収支があります。では、この収入を大きくして支出を抑え蓄える事が、個人でも幸せになるのでしょうか。多分それだけではないでしょう。子育てや友人との交流、趣味など幸福感を得られるものが色々とあるのでしょう。

(神戸で再会したがんこ本舗のキムチンこと木村社長)

 それにしても社長業というのは事業の事ばかり考えがちですが、やっぱり従業員一人一人の個人という側面も考えないと彼らの幸福度は上がらないように思います。手に職をつけてもらってお金も稼げるようにしないといけませんが、今更ながらこんな事を感じた今週でした。

 最後にたまたま神戸でクリーニング業界の展示会が開催されて、28日金曜日に見に行ってきました。それにしてもセントレジスバリの話が進む中、なんというタイミングで業界情報を得られるのか、本当に運の巡り合わせとしか言いようがありません。

 もはや日本と海外がボーダーなく、自分の生活も同様ボーダレスという事で、今月最後のブログを終わりにします(笑)

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