地球温暖化が待ったなしという状況下、ここに来て反論も見られます。そうは言っても現実を見据えて行動を取らないのなら、時代錯誤という事になります。私が環境問題やエシカルに取り組んだのはタオルや繊維製品の原料となる綿花栽培の現場が、地球上の殺虫剤使用の4分の1を占めるという話を聞いてからになります。
今もオーガニックコットンの普及は遅々として進みませんが、トレーサビリティを問われる昨今、川上における物作りではもし問題が発覚したら不祥事として露呈するようになっています。一方川下はどうかというと、案外生活者サイドは問われてこなかったのです。
商品のライフサイクルを考えたLCA(ライフサイクルアセスメント)という考え方より我々は洗濯がポイントだと思い、事業として取り組んできたのですが、そこでは更に水や洗剤という課題があります。
これも簡単には世の中変わりません。まずは身近な所から草の根活動をやっていくしかないのでしょう。
(丸眞さんが東京に物件を買ったというので、リノベ中の職場を訪問しました)
箕面市での活動も箕面市長に直接伺い、小勉強会を開く話になりました。何の小勉強会かという事ですが、テーマはさておき箕面市からも参加してくれるそうです。一番盛り上がったのが「子育て・教育日本一」です。
先日知り合った和歌山の仙石氏の話をした所、小中一貫校を箕面市でもやる事になっているそうです。市長は歴史にも造詣が深く、船場言葉にも非常に興味を持たれていました。
どうも「勉強させてもらいます」「始末する」が典型的らしいですが、あなたの事を「自分」というのもお客さん第一主義の船場のようです。そもそも「利は元にあり」というのも船場で習った商売原則ですが...
私は簿記を義務教育でと提言しておきました。日本の金銭教育は遅れています。バランスシート(貸借貸借表)を社会人になっても見れない人が、どれほど世の中いることか(笑)
箕面船場には阪大が出来てヘルスケアセンターのようなものを作ろうとしてますが、日本で初めて国立大学(阪大)が指定管理者となった公共図書館(船場図書館)が出来て、非常にアカデミックな街となっています。
このアカデミックな空間を活かすには、教育が一番適しています。駅前にある外国学部には海外から優秀な留学生が阪大に集まっており、グローバルビレッジという寮まであります。
何故か箕面市の「子育て・教育日本一」を掲げている事は埋もれていますが、立派な生涯学習センターもあるので改めて街づくりに中心のテーマにしようと思った次第です。