BLOG
ブログ

ウィズコロナでパラダイムシフト

 緊急事態宣言が続く中、早くコロナ禍が収束して欲しいと望む方が多いと思いますが、「ウィズコロナ」というように世の中ウィルスがゼロになる訳ではありません。ウィルスは細菌より遥かに小さく、新型コロナウィルスは脂質二重膜からなるエンベロープと呼ばれる器官を用いるタイプと言われます。一方ノロウィルスなどはノンエンベロープタイプと言われ、不活化の対処も異なります。  

  今回これだけ世界中で大騒ぎになっていますが、大自然は人間が支配しているものではないので、やはり「共生」社会の実現が改めて問われているものだと思います。地球環境を侵してきた産業社会の功罪です。当社は「三方よし」を理念としていますが、今までの資本主義は既に限界に来ています。  

   アメリカ的に欲望のまま利益を追求するのでなく、日本的な「もったいない」などと言った足るを知る文化を今こそ発揮すべきと感じます。不動産業界において、特に建築は次から次へと古いものを解体し、新しい建物を建てて街を作ってきました。何故そのような事をするかというと自動車業界同様、商業主義からです。  

   経年劣化と云いますが、経年美化するのが本物ではないでしょうか。いや、それが大事なのです。年を経て年輪のように成長する資質が、人間にも建造物にも本来備わっていいはずです。それが医療技術やメンテナンスで指数関数的な革新によって為されるのです。

(箕面市のとある邸宅)

   今回箕面船場は駅が開通する為、新たな建造物が一挙に立ち並びます。これは果たして100年後もこのまま残っているでしょうか?メンテナンスをすれば十分残るはずですが、現代社会の価値観のままでは解体して又新たに建てる事になるのでしょう。

   自然との共生を目指す中、ウィズコロナ時代に相応しい価値観や思考を持てるようになりたいものです。是非パラダイムシフトしましょう。