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短期的に見たら利己的、長期的に見たら利他的

   新年度の構想を練っているこの頃です。タイミングよく状況が変化しそうなので、2030年100周年の先に向けて礎を築く計画を作れそうです。新年早々、箕面船場の駅前に出来たタワマンに引越し、箕面商工会議所の活動も復帰しました。海外事業と地域密着活動を合わせた「グローカル」を文字通り、実践していきます。

 創業の精神を今一度見つめ直す必要がありますが、「八木春学校」と言われたほど丁稚を育て、独立させた祖父春一は、東京支店を立ち上げた従兄弟の良夫にこう言われたそうです。「独立させたら会社の為にならないのでは?」

 その時の回答は「自社の為より業界の為や」と。格好良すぎじゃないでしょうか(笑)

 渋沢栄一が三菱の岩崎弥太郎に「日本を我々で牛耳ろう」と誘われた時に、財閥による独占を否定して断った逸話と通じるものがあります。岩崎弥太郎は短期的な経済発展で考えると正しかったのかもしれませんが、長期で見たらどうでしょうか?

 先日宮田運輸の宮田さんが「短期的に見たら利己的になり、長期的に見たら利他的になる」と仰ってましたが、正にその通りと思います。創業者は長期的に見ていたのではないでしょうか。八木春のネットワークは、今や業界ナンバーワンです。

(箕面商工会議所の交流会に参加し、副会頭の経営する神戸の「パンとエスプレッソと」を視察)

 しかし、業界ってタオル業界なのか繊維業界なのか、今や日本ではタオル卸は撤退しました。箕面船場は元々繊維業界の団地です。大阪市内の船場は繊維の面影もありません...

   我々はマンション、ホテル、レストランをターゲットに、時代に合わせて繊維と違うビジネスに関わっています。「水の力で人々に笑顔を」というコンセプトで、ECODENICOを立ち上げました。

 今回ついに、そのエコデニコストーリーを見直す事としました。まだまだ世の中にはそこまで知られていません。今週は介護業界で、相変わらずアルコールに高い料金を払っている事にびっくりしました。安心安全なんでしょうか?相手の為にも、教える使命を感じます。

 箕面船場ではエイトヒルズというマンションでナノバブルを全戸設置し、付加価値を高める事に成功しました。いよいよ電解水に加えてファインバブルやナノバブルは、恐らく一挙に普及していきます。今回の万博で披露目されます。

 経営は目的ではなく、世の中を変える手段です。新年度のシナリオが描けそうです。「世界一の心を創る」と共に、「未来をつむぐ、かしこいせんたく」の八木春でした。 

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