東京にいると商談の案件が東京内だけで済みません。北海道の案件について商談中ですが、ダマンリュミエール後のKITTE大阪の紅茶ブランド誘致まで、全国向けの商談が出来ます。さすが日本の首都です。
東京一極集中と言われますが、ここからどんな商売を日本各地に出来るか大事です。日本だけでなく海外に向けても出来る可能性があります。大阪船場にいても情報に尽きませんでしたが、東京においても更に情報が取れます。
特にネットで拾える情報と違って、人からの生情報は貴重です。場合によってはウチだけの情報なので、安易に話すことも出来ません。
「感謝脳」を掲げて新年度がスタートしましたが、道経一体としてソロバンの話も同時に進めないといけません。前期時間当たり採算を月次で指標として出すようにしましたが、引き続き付加価値や生産性に取り組んでいきたいと思います。
(ダマンリュミエールKITTE大阪店の3月末閉店後の様子)
結局我々は物を買ってもらうのでなく付加価値を買ってもらうので、付加価値から理解を深める必要があります。付加価値を買ってもらうとはどういう事かというと、例えばマンションを提案するのであれば「駅前」だとか「ナノバブル対応」といったものや地域とかオーナー自体まで付加価値として評価されます。
私が特に重視するのは修繕計画やメンテナンスです。こうした長期的視点がないと、マンションの価値というのは値段だけで判断出来ません。基本はお客様視点で考える事です。
この付加価値が金額として「売上-外部購入費(人件費、減価償却費除きの経費)」として計算されるのですが、それを総労働時間で割ったものが時間あたり採算、すなわち生産性となります。
相場があるから値段は簡単に上げられないという声もありますが、それなら原価や経費を引き下げないといけません。要するにいかに売上を最大にし、原価や経費を最小にするか、また労働時間を少なくするかが生産性なのです。
知識を蓄えないといけませんが、やはり経験して実践でみていかないと本物にはならないでしょう。採算意識を持たせるには、原価意識からだと稲盛和夫氏は言っていました。また倹約、すなわち船場で言ったら始末をしっかりつけたい所です。引き続き今期も問いたいと思います。