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統治から自治ある組織へ

   大阪商工会議所で日アセアンのシンポジウムが万博を記念して開催されたのですが、今年はこうした海外から訪日の話で沸騰するような様相です。大阪の従業員と共に万博に足を運び、歴史的な年を味わっております。

 そんな中、社内で人事面談も集中的に行なっております。昨年度に新人事制度をスタートしたのですが、運用が初めてなのでまだ完全に確立していません。おかしな点は修正を加えようと思います。

 一年を振り返って今年をどんな一年にするか、皆に目標を持ってもらいます。フューチャーデザインの話をしましたが、個人個人も2030年の八木春100周年はどんなイメージか、また10年後はどうなっていたいか考えてもらいます。

 特に来月5月9日は創業者の命日なので、日本の従業員とは墓参りして創業の精神を学びます。「八木春学校」と呼ばれた当時は、丁稚さんとの関係は正に大家族でした。

 彼らに5年で社長になってもらう制度でもあったようです。今週は大阪タオル組合のグリーンミーティング(ゴルフコンペ)に参加しましたが、業界に人材を輩出し、長年貢献してきました。八木春はタオル事業から撤退しても、箕面船場の街づくりでは今も彼らと大きく関わります。

(万博ではウズベキスタン館も見てみた)

 「未来へつむぐ かしこいせんたく」を、これからもしていかないといけません。また「水の力で人々に笑顔を」というECODENICOのコンセプトを昨年は作りました。今年も異業種との交流で断続的イノベーションを起こせるでしょうか。

 前期の下期には引き算の提案をECODENICOで進めましたが、これは継続します。箕面一、大阪一、日本一、世界一になるべく組織も引き算しスリム化しました。飲食部門がダマン閉店により休業状態の未定が続いているので、テコ入れしないといけません。

 海外もリッツカールトンから受注は決まりましたが、組織を固めないといけません。道徳(経営理念)を軸に、更に行動指針を徹底します。コンプライアンス強化では悪い事をしてはならないという統治(ガバナンス)の側面が強調されるので、経営理念を額縁から取り出して行動に移す自治(セルフガバナンス)にしていきます。

 米大統領トランプの例で見るように現在グローバル社会は利己主義に走っており、地球レベルでの共生という世界共通の理念が急速に萎んできています。従業員一人ひとりにスポットを当て、外圧に振り回されずにセルフマネジメント出来る人材に育っていってもらいたいものです。

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