大阪→東京→ジャカルタ→バリと移動してきました。一つの所で集中できないのが悩みの種ですが、大阪と東京や、ジャカルタとバリの間を繋ぐのが私の仕事でしょうか。
インターネットがあるので今やどこでも連絡がつく為、働く場所は問いません。ジャカルタでは新会社の事務所を作るのに、東京同様私のデスクは用意しない事にしました。
今回の新会社では設備を所有しメンテナンスまで出来るようにしますが、同時にECODENICOの知財をどうインドネシアでも活かすかチャレンジとなります。もちろん将来日本でも働ける人材を育て、日本の人手不足に備えます。
ところで志本主義やら中小企業の街づくりを書いてきましたが、相変わらず現場では価格競争の世界が繰り広げられています。独自性がないといけないというのは簡単ですが、相手のマネジメント層に短期的な利益追求から思考を変えてもらう提案の必要があります。
ポストSDGsでは、CSV(Creating Shared Value)という経営戦略が問われると言われています。これはどういう意味かというと、社会価値と経済価値を同時追求することによるイノベーションとのこと。
日本には「論語と算盤」という概念があったので今更ですが、モラロジー道徳教育財団のいう道経一体思想です。日本は欧米にかぶれてアイデンティを失い、ようやくサステイナビリティ思考に振り戻された様相です。
インドネシアはまだ利益追求が強いですが、グローバル企業の経営はESGにはたどり着いています。ところがCSR同様、ESGでは儲からないので、結局CSVだという事です。
この横文字略語だらけで恐縮ですが、日本は今一度自分たちの強みを磨く事だと思います。なぜなら長寿企業は日本が世界で一番多く、「三方よし」は江戸時代から伝承されている商人道です。
志を掲げ、「未来をつむぐ かしこいせんたく」をしたいものです。