今週は月曜から元盛和塾の世界大会があったり、火曜日には独自で開催している公益財団法人モラロジーの「船場ビジネス倶楽部」があったり、何かと頭がフル回転でした。
元盛和塾の世界大会には何と1000人以上が参加し、大所帯での運営はさぞかし主催する側は大変だったと思います。それに引き換え「船場ビジネス倶楽部」はモラロジー船場事務所関係者と細々と続け、今年は3回目で今回の参加者も22名+講師関係者という小規模の開催でした。
でも小規模だけに中身は濃くできるので、参加者の関係性は深めてきたと思います。開催に当たって私からモラロジーの説明をし、道徳を真面目に学んでいる経済人という表現で入りました。経済活動では、つい邪な考えを起こしてしまう人も多い中、道徳でそれを制御するという開会の話がどこまで伝わったかはわかりません。
後でやはり「道徳なき経済は罪」という二宮尊徳の言葉を紹介すべきだったかと思いましたが、懇親会で参加者が発言する機会を持てたのは良かったように思います。ただ講師の話が少し長かったかもしれません...
(京都に集まった元盛和塾による世界大会)
学校教育の問題は、話し手(教師)と聞き手(生徒)の対話がないことだと思います。一方通行で聞かされても、本当に身につけてるかと言われたら怪しいものがあります。なかなか聞くことだけに集中して学習するのは大変です。
学びの機会というのは、自分で腑に落ちないと表面だけになります。「質問力」と言われますが、受動的に聞いても身にならず、能動的に聴き、分からないことは質問する事で初めて自分のものになります。
またそれを実践してこそ真の学びとなるのであって、知識と知恵の違いはそこにあります。「知っている」と「やっている」には、そこで大きく線引きされるのです。
ちなみに経営判断は常識に囚われていたら競争に埋れてしまいます。知識や理性を超えた良心の閃きが常識を破り、偉大な事を成し遂げる要因となるのです。我々経営者の実践は、自分の会社にあり、ただ学んだだけでは本物ではありません。
やはり、そこを履き違えないようにしないと本末転倒ですね。頭をフル回転させた後は、心をときめかせたいものです(笑)