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新しい資本主義とは

 今年の夏は又異常な暑さになりそうです。そうなると豪雨や干ばつ、熱波で大変な経済損失になると言います。もう地球温暖化の流れは止められそうにありませんが、我々は自分たちの出来る範囲で対策を取りたいものです。

 アジア・ゼロエミッション共同体というのが日本とASEANの連携であるようですが、8月にジャカルタで会合を開くそうです。これで東南アジアでも、どれだけ脱炭素の取り組みに進むのか注目です。

 グローバルサウスという言われ方を最近耳にするようになりました。以前は発展途上国と言ってたのが最近は新興国と言われ、今や欧米の西側でもない、中国やロシアを中心とした東側でもない、第三勢力として南側として存在感が増しています。

 私も日本とインドネシアの行き来を重ねて、対照的な世相を間近で見ており、グローバルサウスの主張が分かる気がします。というのも、我々先進国は今まで散々公害を撒き散らかしてきたのに、ここに来てグローバルサウスの国々に環境保全を強要するのはおかしいのです。

 例えば今や世間的評価の高いユニクロですら、そうした国で低賃金の労働で作らせたものを価値として売っているだけの、見方変えると搾取みたいなビジネスモデルです。

(なかなか終わらない土地区画整理事業)

 だったら彼らに強要するのでなく、今まで犯してきた間違いを繰り返さないように支援すべきではないでしょうか。先進国は社会に貢献しないと、つける薬がありません。まず自己を省みる必要があります。元々あった日本人の文化である「足るを知る」「もったいない」を、世界に広めないといけません。

 街づくりを箕面船場でやっていて、その精神をどのように生かすか、非常に困難があります。開発は本来環境にいい影響はないので、新たな開発を控えるのが正しい道とも言えます。

 資本主義の論理でいうとおかしく聞こえるかもしれませんが、結局商業主義すなわちマネーゲームなのです。そこには道徳性はありません。予算を消化するような土地区画整理事業は、そろそろ終焉に向かっています。それでも続けるようですが(笑)

 新しい資本主義とは、結局資本主義を変えるような転換期に我々は対峙しているのです。

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