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道徳と経済=高尚な娯楽

 経済の語源が「経世済民」にあるという話はよく聞きますが、会社で働いていると道徳的な話を忘れられがちです。しかし、本来は人の役に立っているから商売は成り立つのであって、目的はお客さんを感動させたり、喜ばせたりする事で、結果儲かるのであります。

 儲けよう、儲けようとしてもなかなかうまくいきません。

 新札に決まった事もあり、渋沢栄一の「論語と算盤」が最近話題になりますが、日本は江戸時代から近江商人の「三方よし」という商道徳が原則として伝承されています。道徳と経済は正に一体であります。

 二宮尊徳が言ったと言われますが、「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」というのは名言です。

 私は商品は手段であって、余り拘っていません。むしろサービスは徹底的に考えたい所で、例えばコーヒーを売るなら、そのもたらす空間や五感に拘ったものを提供します。

 よって、商売とはハード的なものより感性が大事だと信じてます。

 我々はタオルを主とした繊維や、電解水などの機能水を取り扱っていますが、その効能で何をもたらすのかという事が先です。どうせ取り扱うなら、脱炭素に向けても絡めたいものです。

(大阪にあった適塾と懐徳堂)

 結局道徳、道徳というと堅苦しく聞こえるのですが、道徳は娯楽的な要素を持った方が良かったりします。何故なら人間は感性や感情から心に響くからです。綺麗だったり、香しかったり、美味しかったりすれば、自然と道徳に近づけます。

 そんなワクワクする商売をしたいものですね。