アフガニスタンから米軍が撤退しましたが、その争いは丁度20年前の2001年の9月11日ワールドトレードセンターのテロが象徴的でした。それにしても人類は愚かな争いを続けるものです。今やそれはコロナに対しても、同じ事を繰り返しているように見えます。
「ウィズコロナ」と言いつつ、コロナと闘って失うものの方が大きいのではないでしょうか。語弊があるかもしれませんが、私は今の生活を憂うより感謝すべきと思っています。
もちろん生活苦に喘ぐ人達が沢山いらっしゃるのは悲しい現実ですが、お金を持っても過酷な生活は絶えません。今必要なのは所謂パラダイムシフトであり、特に大都会の生活は大きく見直される様相です。東京では朝の通勤地獄が解消されつつあります。
大阪と東京の違いは、大阪より東京に大企業が集中しており、その従業員が一斉にテレワークを続けており、オフィス空室率も今や6%台と高く、その影響がモロに出ています。これはワクチン接種率が80%超えても、ある程度続くのではないでしょうか。
もちろん大阪も影響は出ていますが、東京の場合通勤時間が1時間というのは普通でしたので、往復2時間かける事を考えたら、テレワークが賢明です。過酷な生活からの解放です(笑)
こうしたライフスタイルの変化や人口動態は商売するに当たって、きちんと押さえて手を打たないといけません。やたらめったら勘で判断できないものです。また、リスクを踏まえながらリスクをどう取るかも重要です。
私は金融機関で「ボラティリティ」というものを学び、ヘッジをかける事もコストと認識しています。要は国内で商売しようが、海外で商売しようが、本人は安全だと思っているかもしれませんが、リスクは必ず潜んでいます。保険は分かりやすいコストですが、どうボラティリティを取るかです。
話が飛んだようですが、見方変えれば、という話です。あれから20年、少しは進歩しないといけません。