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不動産事業ってどうなの?

 大阪ビルメンテナンス協会での活動については既に話しましたが、不動産事業について周りはどんな印象を持っているのでしょうか。簡単に言うと売買と賃貸の大きく2つになるのですが、大きな見極めとなるのが借入金です。

 車をローンで買う人もいますが、車より遥かに大きな価格となるので借入がつきまといます。担保にもなるので事業家にとっては不動産を使って資金調達することもできます。そう言う意味では不動産を事業に利用しない手はありません。

 次に一言で不動産と言っても土地と建物に分かれますが、建物は減価償却資産ですのでこれも大事なポイントになります。この減価償却というのが費用として計上されますが、実はキャッシュアウトしないので、これを借入返済と比較して現金が手元に残るようにする必要があります。

 借入金利は費用として計上されますが元本返済は費用に計上されないので、キャッシュフローで計算に入れておかないと損益計算上は利益が出ても手元に現金が残らなくなるのです。ですので借入は可能な限り抑えたい所です。

 また、借入金利投資収益率を比較し、必ず投資収益が大きくならないと不動産を持つ意味がありません。表面利回りという言い方をしますが、不動産には経費がかかるので、今なら5%は欲しい所です。

 例えば2%の借入金利でしたら、単純に残る3%から経費を引いて何%残るかになります。投資回収を考えたら合いませんよね。

(久しぶりに訪れた東京建物本社エントランス)

 更に大事なのは収益還元で計算し、それによって不動産価値が決まるのです。だから購入価格(簿価)と投資収益率で割り戻した現在価値を比較する必要があります。建物は古くなると価値が落ちるものと思いがちですが、あながちそうとは限りません。

 メンテナンスが何故重要かというとだからなのです。テナントさんが汚らしいボロボロの不動産に入居する選択はしません。やはり手入れの行き届いた物件がどうか、最低限ハードは整える必要があります。しかもそれによって建物も長く維持できます。

  要は不動産事業は価値が残るので、投資回収では考える事ができません。

 

(ビルメンヒューマンウェア・クリーンEXPOにはサンコーさんも出展)

 実はそれだけではないのですが、ここからは独自ノウハウになりますので、興味ある方は是非我々まで問い合わせください。今日は駆け足で不動産事業について説明しましたが、案外考える事が沢山ありませんか(笑)?

 不労所得のような言い方する人もいますが、知恵の勝負なのです。また、イメージも金まみれに見えるのか、業界の評価は高くありません。しかも現在不動産の価格が高くなりすぎ、若い世代には住みづらく、家族も持てないと言われます。

 八木春グループも不動産の資産に占めるウェイトが高すぎるので、今後は無形資産に目を向ける予定です!