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理想の会社

 再びジャカルタに来てセントレジスオープン前最後の段取りをしています。今回は日本から経営者仲間の合流もあり、有意義な日々となりそうです。

 先週は「安心して失敗できる環境づくり」という話をしましたが、デザイン思考を調べているとやっぱりプロトタイプが鍵を握っているようです。プロトタイプとまで行かなくとも、仮説を立てる事で物事は検証できます。

 現在グループで将来のCFOを募集していますが、他にはマーケティング責任者が必要なのか、テクノロジーの責任者が必要なのか、それともデザインの責任者が必要なのでしょうか。

 理想の会社を作りたいと願っていますが、それがどういうものなのか明確にしないと誰にも分かってもらえません。どうも今までの日本におけるヒエラルキーの仕組みでは、今後はやっていけないと思います。

 私は権威が嫌いだったのに、自分が権力を握った時に、その権威で同じ過ちを犯してきたのではなかろうかと思う事があります。なるべくそうならないよう、身近にフランクな存在であろうとしてきました。

(セントレジスの洗濯場フロアに設けたプレイルームには八木春の暖簾)

 何が言いたいかというと、一人ひとりが自立した存在として全員参加の経営を目指し、人間尊重主義を貫き通したいのです。硬直化した組織は意味がなく、自分だったらこうするという意見をぶつけ合える社風にし、時には自分までも否定されるぐらいが理想です。

 要は組織のあり方、社風や文化まで仮説を立てて、検証できるようにしたいものです。それにはデザインの力が物を言います。抽象的な言葉より目に見えるインパクトを中心に添えて、イノベーションを志向しないといけません。

 顧客の声を聞き、顧客体験を通じて自らを変えられるチームを形成したいと思います。それが今考える理想の会社像です。

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