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どの船に乗るか

 ビジョンはよく「どの山に登るか」決める事と言います。箕面の山頂ならまだ行けますが、富士山となるとかなり準備が必要です。それがエベレスト山頂となると、簡単に登れるレベルではありません。

 私は海が好きなので、例えば鹿児島ぐらいなら船で行けるでしょう。では東南アジアはどうか、南米やアフリカはどうかとなると、そんな船はあるのか調べないと簡単ではありません。

 結局八木春丸はどこに向かうのか決める事がビジョンで、私は「世界一の心を創る」と定めました。そこでまず同じアジアのインドネシアに狙いを定め、そこで通用する心を創る事としました。それから10年が経っています。

 ブラジルに行く事も検討しましたが、身の程知らずで、まずは東南アジアを攻める事にしたのです。しかし、残念ながらコロナで3年頓挫しました。ただ、これが神風だったのか、何とセントレジスの受注を現地法人ハーモニーのマネージャーが取ってきて我々は過去最高の利益を上げています。

(ジャカルタのランドリー展示会で、ボイラーメーカーのサムソン担当者頼富さんに再会)

  何がすごいって、今年9月までの通期で営業利益率が33%です。我々経営者は10%の経常利益率を目指せと、亡くなられた名経営者稲盛和夫氏は言われていました。今期はこのまま行けば、とてつもない経常利益率になります。

 ただ、ここで満足したらいけないのです。それを奢りとか慢心とか言うのですが、それでは世界一の心になれません。

 ちなみに「世界一の心を創る」って経営理念じゃないのかと疑問に思うかもしれません。そうなんです。弊社は「三方よし」という理念がありながら、経営理念がビジョンにもなっているのです。

 日本に帰国し、東京で来月の洗浄総合展の準備をしながら下期の計画を確認してました。大阪に戻り、週末は経営合宿勉強会に参加して、他の船がどこへどう向かっているか、切磋琢磨の海の渦に巻き込まれました。

 人生は航海のようなものです。来月はインドネシアでハーモニー設立10周年記念パーティーをジャカルタセントレジスで開催しますが、次の出発点として更なる未知の世界へ航海を続けたいと思います。世界を股にかけるエクスプローラーでした。

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