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ガーデンシティはどうなるか

 箕面船場にクモノスコーポレーションという会社があり、数年前から懇意にしており、年始挨拶に伺うと、社歴は30年程になるそうです。1年半後にIPOを目指しているというのですが、そこまでの変遷はすざまじかったのではと想像されます。繊維団地にこんな会社がと不思議ですが、今回3月26日のモラロジー船場ビジネス倶楽部の講演を依頼しています。

 多数受賞歴がある中、2017年に地域未来牽引企業として認定されており、調べてみると箕面市には2社しかなく、もう1社は長崎工場のようですので実質1社だけです。95年に阪神・淡路復興支援で構造物調査や測量技術をもって設立されたようですが、今回の鉄道延伸の3Dイメージを作ったり、箕面船場のまちづくりでも映像制作協力を頂きました。

 中庭社長は創業社長だけあって歯に衣着せぬ言い方をするだけでなく、相当なアイデアマンで、講演も慣れてるようです。商工会議所の専務理事にもセミナー後援をお願いしましたが、よくご存じでしたので話はスムーズでした。やはり、今年の駅開通祝いや来年の万博に向けて街を元気にするにはうってつけの人です。

(先日完成した新御堂東西を渡る歩行デッキ)

 日本を良くしていくには、東京一極集中から地方創生へと長年言われ続けてますが、その対抗馬はまず大阪・関西連合しかありません。しかも箕面市は大阪郊外にもなり、ターゲットとしてはモデルになりえます。大都市と比べたら大自然に近く、箕面船場は「ガーデンシティ」構想を繊維団地で策定しています。

 2月13日にそのガーデンシティ構想の続編が発表されますが、実は箕面市と繊維団地の調整が一番のテーマとなっています。肝心な姿勢は長期的な視点でまちづくりを捉えられるかですが、悲しいかな人間は自分の見える視点で捉えがちです。私もそうでしたが、ある若手経営者は高齢者視点のまちづくりに憤りを覚えていました。

 日本は現在超高齢化社会で、せっかく箕面船場に大阪大学外国部学部が駅前にできても、それを中心とした話が展開されません。病院や介護施設といったお年寄り向けに寄りがちで、それって悪い話ではないのですが、若者不在のままでいいのでしょうか...

 「遊・学・働」というバランスの取れた生活をまちづくりの根幹にしたく、生涯遊ぶのはもちろん、学んだり、働いたりできる環境を整える事がいいと思います。主役は生活者であるべきで、権力者ではありません。

  外国部学部学長と年始会で知り合えたので、早速メールをしてインターンシップを打診しております。私も55歳ですから年齢ギャップは避けられませんが、心だけでも若者に合わせられるよう、今年も鍛えていきたいと思う所です(笑)

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