「グローバル人材」という言い方を世間ではしますが、既にグローバルなサプライチェーンとなっている現代社会では、我々は国内だけで完結できない世界に生きています。
例え日本製だとかいう商品があっても、原料は海外から調達したりしているので海外との関係性を理解する必要があります。また日本は遅れてるだとか言われるケースも多いですが、見方変えればそうとは言えません。
英語が出来る出来ないという話ではありません。現実をどう捉えるかです。
こうしたグローバル人材という視点を持ち、果たして我々は日本人としてどのように生きるべきかを改めて考える必要があります。もっと言えば中小法人の経営のあり方です。
今年6月に経済産業省から「ファミリーガバナンス・ガイダンス」というものが公表され、今回八木春グループの臨時株主総会では参照させてもらいました。中堅にもいかない零細グループでですが、参考にはなります。
これが何故今後意味があるかと言いますと、日本は長寿企業が世界一であり、100年企業は世界の約半数を占めるようです。人間の寿命だけでなくこの世界でも日本は強いのです。
その秘訣が「ファミリービジネス」と呼ばれる同族企業であり、100年企業の77%がそれに該当すると言われます。我々も2030年の100周年がカウントダウンとなりましたので、その強みを最大限活かそうと思った次第です。
現在取締役会もない状況まで小規模化が進んだので、改めて今後ファミリー集会を随時開催し、ファミリーの結束を更に固める所存です。
改めて今に至る経緯を親族に語りましたが、やはり転期は箕面船場の土地区画整理事業にありました。その中で東京建物さんと契約を結ぶに至ったのですが、その過程はリスクの高いハードルがあったのです。
どうも現象だけ見ると結果論で説明してしまいがちですが、当時は針の穴に糸を通す程の大変な選択だったのです。まさに「未来をつむぐ、かしこいせんたく」です。どこまで共有できたか分かりません。失敗もさらけ出しました。
こうした同族色の強い八木春グループですが、それでもどんな外部人材から選ばれる企業となるのか、企業価値を明確にする必要があります。元々が繊維商社ですので、繊維業界には精通しており、ここに不動産業界とのネットーワークが生まれました。
更には洗濯業界にも海外(インドネシア)で参入し、この3業界を跨いだ専門商社と言えます。そこで3分野共通するターゲットとして、ホテルにアプローチしているのです。
ただし、不動産事業としては今回タワマンに投資することから、タワマンのビルメン事業もスタートします。ビルメン人材を募集し、同時にホテルの客室清掃もやれるように仕掛ける所存です。
やっぱり、求めるべきはグローバルリーダーという人材になります。サントリーさんのジンのモノづくりの話を商工会議所で聞く機会があったのですが、最初から海外の意見も聞きながらマーケットを狙っていました。
物の価値を生み出すのは人であり、AIでもシステムでもありません。基盤を守るためにも、世界一の心づくりを目指す人づくりに注力するしかありません。
