ついに帰国して何を感じたかと言うと、飛行機の中だけでなく成田に日本人以外の人たちが大勢いて、日本は自国民だけのものではなくなっているという事です。行きのフライトはガラガラでしたが、帰りはインドネシア人が多数乗っており、日本は外国人労働者抜きでは経済は成り立たなくなっています。
政府の水際対策が厳しすぎると批判がありますが、日本は物ではなく労働者を輸入する時代になりました。今は技能実習生などが多いかもしれませんが、その内ITなど優秀な知識労働者も企業に取り入れる時代が来ると予想されます。
そうなると経済としては健全な人材獲得競争が始まるので、非常に喜ばしい事と言えます。日本人のぬるま湯からの脱却であり、真の実力が試されます。特に東南アジア諸国との連携は重要です。
(コロナ禍に立ち上げたジャカルタのエコデニコランドリー)
ジャカルタでは現地不動産会社(PKN)社長にセントレジスのオープンを年明けから2022年11月11日にとサプライズ報告され、今年の大きなターゲットとなりました。マシンの設置もこれからですし、従業員を雇用してクリーニング技術も習得してもらう必要があります。体制を固めないといけません。
イオンモール4号店の様子を視察すると、テナントが入っておらずまだまだコロナの影響を危惧しますが、近くのグランドハイアットは稼働率6割まで戻っていると聞きました。また、PKNが持っていて同時に仕事を回してくれると言われているフォーシーズンズの様子を見ても、そこまで稼働してくる様子ではなく、オープンまでどこまで回復するか楽しみです。
(PKNのFerry社長と再会したRajawaliグループ物件受付の様子)
それにしてもジャカルタの車の大渋滞だけは2年前と変わらず、この様子だけ見たらもう国内需要は問題なさそうです。というか、渋滞は酷すぎで、鉄道や遷都による対策が急務だと感じました。また、環境問題も同様です。
それに対してバリですが、大手ランドリー工場が廃業していたり、HIS系ウォータマークホテルは開店休業状態でした。外国人が戻ってきてはいるのですが、まだかなり時間はかかりそうで、まずはレバラン(断食明けの祭)など休暇の国内需要頼みです。
(バリのランドリー工場はピークの1割稼働)
以上、約1週間見て回った様子ですが、丁度ラマダンという断食月間でイスラム文化を堪能しました。帰りの飛行機でも隣の男性が片言の日本語で「断食」と言って機内食を断っていたので、その真剣さに感銘しました。彼らは貧しくて食べられない人の気持ちをラマダンで共有すると言います。
こうした多文化共生社会をいよいよ実現する時代が来たようです!