先週選択の判断軸の話をしましたが、そもそも物事には原理原則があります。なら何でも原理原則に従えばいいんじゃないかという単純な話に聞こえますが、現実は必ずしもそうとは言えません。
総務省の家計調査で2021年の可処分所得は、月平均49万円強と10年前から約7万円増えたそうです。共働きが広がって世帯収入が増えたためらしいですが、この間消費支出はほとんど伸びず31万円弱にとどまるとのこと。代わりに預貯金の純増額が5万円から15万円になったようです。
恐ろしいですね。100均も海外はドルベースで値上げしているのに日本は9割方据え置きと、価格転嫁は一部になっています。消費者物価指数が遂に2%超えと言いますが、消費性向が変わらないと循環しません。
(今週は東京建物さんと中之島で夜景の見える会食を楽しみました。)
なんかマスコミは給与が上がっていないからと言いますが、本当にそうなんでしょうか。結局企業はコスト高で国内合理化を迫られ、賃上げは更に難しくならないでしょうか。
結局何が原理原則か分からないという事になってしまいます。。。
それでは何を基準に行動や方針を選択するのか、実は答えはないという笑い話のような話です。現実社会というのはそんなものです。だから考える力、思考が必要なのです。もっと言えば何を信じるか(信心)です。
日本は労働生産性が悪いと言われ続けています。なら、生産性を上げればいいんじゃないでしょうか。生産性の低い仕事を排除し、限られた時間で稼げる仕事に注力する、シンプルです。付加価値を付けましょう。
給料が上がらないとか言っている暇があったら、生産性を高めるべく稼げばいいような気がします。プラスアルファの提案をしてお客さんを喜ばせましょう。お客さんの想像を超える驚きの提案が出来たら、結果はついてくるのではないでしょうか。
今日は何が選択する判断軸の本質か考えてみましたが、読み解く力を付けていきたいものですね。