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心のあり方とお金の使い方

  月末になりました。今年も年明けてから半年が過ぎる事となります。達成感とか充実感が幸福度に関連すると思いますが、いかがでしょうか。また、自己反省と感謝を繰り返す事で幸せに近づくのではないでしょうか。

 5Sおもてなしサービスと言った日本の強みを再評価してもらうよう事業に取り組んでいますが、結局は地道な努力に尽き、自分の出来る事に集中するしかありません。一方、現場には希望が必要です。イキイキワクワクといった心踊るものがないと続かず、それは全てその人のモノの見方や心のあり方に左右されます。

 箕面船場のまちづくりに長年取り組んでいますが、プロセスや構想に常に困難が生じます。一番最初に遭遇した最大の問題は立ち退きでした。我々は駅が出来る事が決まった時に街のために何も要求せず、倉庫に店舗に住居まで率先して立ち退きました。ところが後から立ち退きに補償が出る説明がされ、お金が絡むと人の本性が出るのです。

 それだけではありません。「保留地」と言われるまとまった土地を入札し、土地区画整理組合に大金が入ると、今度はそのお金の使い方を自分勝手に決める圧力がかかりました。解散という選択肢もあるのに、政治や上意下達の世界で物事を進めて行きます。いくら反対意見を述べても通りません。市長や理事長も変わっていきました。

 これだけ10年もの年月がかかり、理事会では今年度で終了の決議をしていたのに、今やなんと再延長の話が進んで、遂にお金も途絶えるようになっているというのです。土地区画整理組合の全貌をいくら話したとしても、誰も自分ごとにはなれないのではないでしょうか。そんな中我々は東京建物さんと交渉をまとめてきて、いよいよ年末に自社物件から収益が上がります。

(箕面船場で恒例の阪大夏祭りに出店参加。商工会議所専務理事の渡部さん扮するゆずる君と)

 この自社物件からの収益は、70年定期借地の地代とマンション賃借代、ビルメン清掃、店舗収入に分けられます。特に住民サービスとして共用部の清掃はもちろん、場合によっては洗濯代行やクリーニングサービスを提供する事も検討しようとしております。これらを前向きに取りに行く姿勢が現在必要であり、収入を上げることに貪欲になる事が求められています。

 そもそもまちづくりには新たに参入するステイクホルダーだけでなく、既存のステイクホルダーがあり、どうも既存の繊維企業は本業に見返りが見られないのです。我々八木春のタオル卸だけでなく、テキスタイルやアパレル各社の撤退や苦境を何社となく目にしています。こんな生存競争の中、何とかグループ総力上げて生き延びてきました。

 現場の従業員に全体最適の視点を身につけてもらおうとしてきましたが、部門別で事業を展開すると部分最適に陥ります。事業別の他にエリア別に採算管理する手法もありますが、今期は「点から面へ」という方針を示しています。残念ながら、なかなか面の視点を持つのに壁があるのでしょうか。

 例えば不動産を借りて住むのと不動産を買って住む違いは、家賃を払うのか、それともローンを払って自分の資産とするのかという事が一般的です。ところが、会社で不動産事業をやっていると、そこに住むのも商売するのも家賃が発生し、自社物件となりません。何のために不動産を買うのか矛盾が生じます。

 一般的な事業会社の自社ビルには賃貸料が発生しないのです。お店を自社物件でやるのはその為です。自己資金でやるのも借入返済というキャッシュアウトをさせない為です。お金の使い方をもっと学んでいきましょう(笑)

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