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デザイン思考の経営

   稲盛和夫氏が亡くなって私にとってその存在意義と今後について考えた結果、不十分ながら経営の基礎を教えてもらってやはり応用を考えねばという思いに至りました。それと全く話は違いますが、先日三宅一成氏が亡くなって、急にそのデザインを知りたいと思い立ち、誕生日も近いので娘に服を買ってもらいました(笑)

(プリーツ加工されて小さく折り畳む事ができる服)

 稲盛和夫さんと三宅一成さんは何の関連もないのですが、日本を代表する経営者とデザイナーは憧れる方も多かったでしょう。同じような時期に亡くなったので、個人的に何か結びつきました。

 日本の経営にデザイン思考をもっと取り入れるべきという考えは、2019年にアメリカで研修に行った際シリコンバレーの方々から言われた記憶があります。→https://sanpoyoshi.hatenablog.com/entry/2019/10/27/082512

 当時のブログを振り返ると「多産多死」なんて言うように失敗を称賛するアメリカ文化は、日本の失敗しない経営と真逆の気がします。私は残念ながら稲盛さんのようなパーフェクトな経営は出来ませんが、失敗を糧に前に進む事は出来ます。何故それが出来るのかと言うと、やはり日本の伝統的なダム式経営による内部留保のお陰です。

 三宅一生氏に戻ると、先般インドネシアに出張していた時でしたが、海外ニュースに取り上げられていて、日本人がこうして世界で取り上げられと言うのは凄い方だと改めて思った次第でした。早速その服を試してみたのですが、今までの裁断や縫製を超えた加工技術が施されているのにビックリしました。

 デザインって結局絵を描いて終わりではなく、そこに機能も加わりユーザーフレンドリーな成果を上げるものではないでしょうか。イッセイミヤケを見ていると建築にも親和性を感じるので、箕面船場の繊維団地でもやっぱりデザインを掲げるべきだと強く思いました。

 ちょうど副理事長のナストーコーポレーション尾池社長ともそんな話をした所で、グランドデザインも出来てきた事ですし、秋の気配も感じながら、街づくりへ再度動き出そうかと思った次第です。

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